基礎講義 第7講

良い男性に出会う方法:命式で見る自分に合う人

2026.11.07
「いい男って、どこかにいませんか?」
「やさしくて、まじめで、家庭的で、仕事もできる人です」
こういう人は、たいていもう相手がいます。やさしくて家庭を大事にする人は、すぐに相手が見つかるからです。
残っている人を見ると、どこか一つずつ物足りなく見えます。仕事ばかりだったり、自分の趣味にどっぷりはまっていたり、口数が少なすぎたり。
その物足りなさは、四柱推命で見ると少し違って読めます。
ドラマの中の人は命式にもいない
ドラマの主人公は、顔がよくて、お金もあって、仕事もできて、自分にだけやさしい人です。
命式で言えば、すべての気があふれているのに、どれも互いにぶつからない人です。そんな命式はありません。
命式の八つの字には、いつも多い気と少ない気が一緒にあります。命理が長く見てきたのは完璧さではなく中和、つまり偏った気をどう整えるかでした。
要在損之益之得其中。 (『滴天髄』)
減らし、足して、その中ほどを得ることが要点である。
良い命式とは、欠点のない命式ではありません。あふれるものは減らし、足りないものは満たす道がある命式です。
あふれる気の二つの顔
気があふれている人は、外で輝きます。血気盛んで情熱の多い人は、仕事で成果を出しやすいものです。
ところが、その気が外にばかり流れると、家は空きやすくなります。帰りが遅く、週末も仕事が先になります。
反対に、落ち着いていて家庭を大事にする人は、外での成果がゆっくりに見えることがあります。
同じ気が長所にもなり、物足りなさにもなります。ですから命式で見ると、良い人とは欠点のない人ではなく、あふれる気の流れていく道がある人です。
残っている人の物足りなさは欠陥なのか
残っている人が何か一つ欠けて見えるのは、気が一方に偏っているという意味かもしれません。
ゲームでも運動でも収集でも、一つのことに打ち込むのは、あふれる気が流れていく道でもあります。その道があるからこそ、仕事や人間関係ではかえって落ち着いている人もいます。
大切なのは趣味の種類ではなく、その流れが関係を傷つける方向なのか、一緒に暮らしていける方向なのかです。
まず自分に必要な人を知る
第3講で見た任鉄樵の注釈を、もう一度思い出してみましょう。
凡女命之夫星,即是用神 … 不可專論官星為夫。 (『滴天髄』任鉄樵注)
女性の命式の夫の星は、すなわち用神である。… 官星だけを夫として論じてはならない。
用神とは、自分の命式の偏りをやわらげてくれる気です。今の言葉に置きかえると、良い相手とは、みんなが良いと言う人ではなく、自分の偏りをやわらげてくれる人です。これは男女どちらも同じです。
ですから、まず知るべきなのは相手の条件ではなく、自分自身です。自分はどんな人のそばで楽でいられるのか、どんな性向とよくぶつかるのか。
結婚が遅くなり、結婚しない人が増えたことには、いろいろな理由があります。そのうちの一つは、ドラマのような人を待つあまり、本当に自分に合う人のかたちを知らないことなのかもしれません。
だからこそ、ある人にとって良い人が、別の人にとっては良くない人になることもあります。
お金も能力もあるけれど、外に目が向きがちな人がいます。浮気の問題で家がいつも騒がしいこともあります。ある人にとってそれはとても耐えられないことですが、ある人はゆとりある暮らしのほうを大きく見て、そこには目をつぶることもあります。
どちらが正しいと言いたいのではありません。自分が何なら我慢できて、何は絶対に我慢できないのかを知ること。それが、自分に必要な人を知る第一歩だということです。
条件は変わり、性向は残る
お金や家柄は、時がたてば変わります。うまくいっていた事業が傾くこともあれば、何もなかった人が立ち上がることもあります。
性向は、一生一緒に暮らします。
ですから、お金や家柄は、どれだけ持っているかより、二つだけ見れば十分です。手に負えない借金がないか、お金を扱う習慣が健全か。第6講で話したように、稼ぐことより守ることが暮らしを決めます。
最近増えているのは、長く連れ添った夫婦の離婚です。2025年の離婚件数は全体では前年より減りましたが、65歳以上の離婚は10%近く増えました(韓国国家データ処 2025年婚姻・離婚統計)。長い年月の末に、最後まで合わなかったのが条件ではなく性向だった夫婦もいることでしょう。
例えば:金の日干に火が多いなら
自分が金の日干で、命式に火が多いとしましょう。火は金を溶かす気、つまり自分を押さえる官星です。責任やプレッシャーがたくさん入ってくる命式として読まれます。
この命式に必要な気は、大きく二つの方向に分かれます。
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水で火を抑える道: 水は火を消します。あふれるプレッシャーを直接抑える方向です。
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土で火を流す道: 火は土を生み、土はまた金を生みます。プレッシャーが土を通って、自分を支える力に変わる方向です。
どちらが合うかは、自分の金の力しだいです。金にある程度もちこたえる力があれば、水が火を抑えてくれます。けれど金がすでに弱ければ、金は水を生むことでさらに気を奪われます。そのときは土が先です。
人に置き換えると、こう見ることができます。
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人や仕事を管理する立場にいるなら: 責任という火がいつも燃えています。このときは、家で黙って支えてくれて、揺らいだときに軸を保たせてくれる土のような人のそばで楽になりやすいでしょう。
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会社勤めで上からのプレッシャーを受けているなら: たまった熱を逃がす場所が必要です。仕事のあとに話を聞いてくれて、熱くなった気持ちを冷ましてくれる水のような人が支えになりやすいでしょう。ただ、すでにかなり疲れているなら、言葉で解きほぐすより、ただそばにいてくれる土のような人が先かもしれません。
同じ金の日干でも、どんな場所でどんな火を受けているかによって、必要な人のかたちは変わります。ドラマのような完璧な人ではなく、いまの自分の火を抑えたり流したりしてくれる人が、自分にとっての良い人です。
自分に合う人を見つけるかんたんな目安
まず、自分の命式であふれている気と足りない気を見ます。
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あふれる気があるなら:その気を受けて流してくれる人、またはほどよく抑えてくれる人のそばで楽になりやすいです。
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足りない気があるなら:その気を持つ人が満たしてくれやすいです。
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相手を見るときは:あふれる気が、仕事、運動、趣味、人のうちどこへ流れていくのかを見ます。流れていく道がある人は、家ではかえって楽な相手になりえます。
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条件は:借金とお金の習慣だけを確かめます。
どれも相性を決める公式ではなく、まず自分の側を振り返るための手がかりです。
まとめ
よくある考え
命式で見ると
良い人
すべてそろった人
気の流れていく道がある人
残っている人の物足りなさ
欠陥
気が一方に偏った方向
まず見るもの
相手の条件
自分に必要な性向(用神)
お金と家柄
多いほど良い
借金がなく、お金の習慣が健全なら十分
長く続くもの
条件
性向
誰の話か
男性の選び方
男女どちらも同じ
命鏡はこう読みます
自分の命式で何があふれ、何が足りないのか、その偏りをどう流し、どう満たすのかは、命鏡の治水中道論の画面で見ることができます。同じ気質を持っていた歴史上の人物が、その時代にどんな道を選んだのかを見て、今の道と直接見比べてみてください。
結果画面の通変星の割合と性格の読み解きで確かめられます。
次の講義は準備中です。
命鏡の解釈は伝統的な解釈と歴史記録に基づく読み物であり、未来を予言したり保証したりするものではありません。